2012年10月31日水曜日

121031 ファイアープレイス

秋ですね。

富士五湖方面に行く時にいつも通る御坂峠では、、山のキノコを売る屋台がいくつも出ています。

僕は、食に関してはあまりこだわりはなく、常に粗食を心がけているつもりなのです。ただ、自然のキノコに関しては例外なのです。

先日も打合せから戻る途中で「キノコ街道」を通ったのですが、今年初めてだったので2軒もはしごをしてしまい、美味しいキノコを手に入れてきました。


山の恵み


キノコって本当に不思議ですね。

あんなに美味しいダシが出るかと思うと、片や人が死んでしまうほどの猛毒の物があったりします。山のパワーが凝縮されているんですね。

本当は、秋になったら山にキノコ採りに入れるくらいの余裕がある生活ができればいいのだけど.....今のところなかなかできません。




話は変わりますが、そのキノコ街道を通って富士五湖方面の薪ストーブ屋さんに行って来ました。

最近は薪ストーブを取り付ける方が多くなりました。今設計させて頂いている方も、もうそのお店で決めているという事だったので、実物を見に行ったのです。

お店では当然ストーブに火が入れられており、揺れる炎を眺めながら説明を聞かせてもらってきました。



薪ストーブはいいですね。

無理だと解っていても、僕はお客さんと薪ストーブを見に行くといつも、どうしてもストーブが欲しくなってしまい、ついでに薪ストーブから考えた理想の我が家のプランを考えてしまいます。

今回は、一番効率がいい設置場所は家の中心だと聞いたので、ストーブを中心に据えたプランでした。

は~凹む.....

いやいや、できると思っていないと願いはかないません。

いつの日か、薪ストーブのある家に住み、秋になったら山にキノコ採りに入れる生活ができるよう、セッセとがんばろうと思います。

2012年10月27日土曜日

121027 道具からみる

以前ここにも登場してもらったすごい奴、仲間の大工、雨宮さんのお宅を昨日訪ねてきました。

彼は手道具で木を削る事にこだわっているチョウナ扱いの名人なのですが、最近は石斧に凝っているそうなのです。

手前のホゾも石斧で削ったものです

見せてもらい、実際に木を削らせてもらってきました。


石斧と鉄斧

削り具合はともかく、僕が驚いたのはその形です、道具というより、まるで自然に存在する物のような気がするのです。

ここでもいつも書いていますが、自然の物は全て「これしかない」というような究極の形をしています。そして美しさという点でもそれは究極だと思います。

彼に「この石斧は、どちらかというとそっち側の物のような気がする」というような話をし、その後、建築や自然、そして、それに関わる人の生き方まで、いろいろな話をしました。



2012年10月22日月曜日

121022 3回目の秋祭り

道路との関係で最後まで残っていた外構工事が終わり、民家再生工事が全て完成しました。
門も既存のものです


昨日は地区の秋祭りだったようで、僕にとっても3回目の秋祭り、2年以上のお付き合いとなりました。

長い間にはいろいろありましたが、工事に関わってくれた全ての方に感謝。そして、信頼して任せて頂いたF様にも感謝感謝です。

民家再生の仕事は、僕に仕事の経験を与えてくれるだけではありません。昔の大工さんからのレクチャーであり、建築だけではない、より深い事を考える機会を与えてくれるものだと、いつも思います。

2012年10月16日火曜日

121016 稼いでます

仕事で使う車をプリウスに変えてちょうど半年が過ぎました。

僕は脚が長い(胴はもっと長い)ので、プリウスのワゴンです。

半年で走った距離は1.3万キロ。以前乗っていたレガシーの燃費(10km/L)と比べて、倍以上の燃費(21km/L)なので、ガソリンが140円/Lだとして、そのおかげで浮いたガソリン代を計算してみると13000÷(21-10)×140=165,454

車は移動するための機械?


おーっ!16万円も得してる。

と思ったのですが、「そんなはずはないな」と思いもう一度計算し直してみると
 13000÷10×140 -13000÷21×140=95,333 でした。

なんだ9万円か!いえいえ、先ほどの16万には劣りますが、これも立派なもの。年間で19万円が浮きそうです。


今も県外で仕事をしていますが、車を換えてから、いろいろな所に行く事がさらに多くなりました。

僕のテーマは「いろいろな所に出かけて行って、たくさんの人に会う事」です。

移動に関わる問題。「時間とコスト」のうちコストがだいぶ低減されたので、後半も浮いた9万円分は余計に出かけて行こうと思っています。

シナジー効果です。


こんな事を書いて今日は終わろうと思っていたら、ふと同じような事が思い浮かびました。

古民家の再生をしてゆく中で、いつも問題になる事があります。

それは大きい事。

80坪なんてのはざらなのですが、当然ながら、ふつうの家族が住むのにそんな大きな家は必要ありません。

では、なぜそんなに大きいのか?

考えてみると、昔は大家族だったとか、養蚕ををしていたとか、家で結婚式をしていたとか、大きいのには理由があって、つまり「ねぐら」としての目的以外の事がたくさんあり、家がそのほかの目的で稼いでいたのです。


それを現代の生活に当てはめて見ると、家は昔ほど稼いでいませんね。

この「稼ぐ」は金銭的な意味ではありますが、僕の車の場合のように、お金だけの意味にとどまらないとも思います。

プリウスに換えてみて僕は今、「稼ぐ家の方がいいに決まっている」と思っています。







2012年10月11日木曜日

121010 アウトドアダイニング

昨日は現場で中間検査でした。

木造の2階建て住宅なのですが、敷地がそこそこの大きさの川に面していて、その川の反対側は大きな桜の木がある公園、というすばらしいロケーションです。

当然僕は、川に開いたプランを提案しました。そして現在工事が進んでいます。

川に開かれたリビングの外には、雨にぬれる心配のない外廊下と、6帖ほどのデッキを設けたのですが、昨日現場に行ったら、そこに古いダイニングテーブルが置いてありました。




大工さんが運び込んだ、休憩するためのものでしょう。

一見すると、「わざわざこんな大きなものを運び込んで...」というような気がします。

しかし、これから数カ月、毎日3度の休憩時間に床に座り込むのと、きちんとしたテーブルで過ごすのとでは、仕事に対するモチベーションもだいぶ違ってくるはずです。

全体を見据えてテーブルを運び込む今回の大工さんは、これだけ見ても腕がいい人達である事が判りました。

また、テーブルの置かれているデッキ部分は、 家が完成してからも同じような使われ方をして頂ける事を約束されたようなものです。

工具の音が止まった一瞬、川のせせらぎの音が聞こえました。




2012年10月3日水曜日

121003 コラボレーション

最近、ビックロとかの企業コラボをよく目にしますが、僕の周りでも面白いコラボを発見しました。

保育園とカフェ のコラボ、「保育園カフェ 」です。

以前ブログでも書きましたが、下の子が生まれてから僕は、小さい子がみんな可愛く思えてしょうがありません。

お年寄りも含めて僕のような人はたくさんいると思いますし、子供のいるお母さんなどなど、多くの地域の方の集いの場所として、このカフェのアイデアは素晴らしいですね。


園児のみんなの卒業作品だそうです

「そうか 、コラボか!」 

いつもエキセントリックなアイデアを意識している僕としては、この「保育園カフェ」に大いに刺激され、「建築 + ○○○」のコラボを考えてみることにしました。

2つ出てきました 。

1 建設業版キッザニア
2 折り紙教室を兼ねた設計事務所 

1 は子供達に大工さんや左官などなどの仕事を実際に体験してもらうというもので、目玉は、実際の重機を操作して行う穴掘り体験。

僕も昔、現場でちょっとマネ事をさせてもらった事があるのですが(10年以上前なので時効ですよ)、初めて自分の思いどうりに重機が動いた感動は、今でも鮮明に憶えているほど衝撃的なものでした。

建設業の先行きが怪しく、農業や福祉に活路を見出す建設業の方が最近目につきますが、この「建設業キッザニア」はかなりいけるのでは....

2 1に比べると、こっちはかなりおとなしめです。

設計事務所は紙が結構出るので、うちの子などは 紙には事欠かず、いつも贅沢にお絵かきしてします。その大きな紙(A2~A4)を使ってダイナミックな折り紙をしてもらおうというものです。

講師はもちろん、子供好きの一級建築士です。


この2つ、建設業を子供達に意識してもらうのによい機会だと思いますし、実際に事業としていけると思うのですが、どうでしょう?

事業化に興味のある方、また、「けしからん!」と言う方も、カタデザインまでご連絡下さい。








240419 新事業

前回からだいぶ間が空いてしまいました。 正月早々地震があって、今度は中東の雲行きが怪しくなって、そしてまだGW前だというのに、夏のような暑い日が出現しています。 先日、七尾まで足を延ばしてみましたが、大倒壊という感じの建物は少ないものの、まだ道路が結構うねっていたりして、地震の凄...