この話を今年最初の話題にしようと思いながら、ついつい3月になってしまいました。
遅ればせながら、本年もよろしくお願い致します。
最近僕の住んでいる甲州市の隣、山梨市の駅前で、昔からある総合病院の建て替え工事が完成しました。
某病院。ここに載せる事によってもしかしたら0.1%位は宣伝になるかもしれないので名前を出しますが、加納岩総合病院です。
今風の素晴らしい建物で、確かゼネコンの設計施工だったと思います。
以前は、道路から5m位のところに5層ほどの長方形が建っていたのを、新しい建物は上の写真の通りで道路からだいぶ後退しています。
そのおかげで、以前と比べて巨大な壁がなくなりその場一帯が開けたので、一帯の風景が一変したのです。
もし僕が道をはさんで反対側に住んでいたのなら、余計に3年位は長生きできるのではないかと思うくらい、風景などと言う生易しいのもではなく、その場の空気が変わったのです。
もう何度もその前を通っていますが、いまだにそう感じています。
風景を意識して建物を設計するのは設計者の責任ですが、人にストレスを与えない建物を設計するのは設計者の責務だと思います。
街からも含めて、さまざまな視点から建物を考えていかなければならないと、前を通るたびに思っています。
登録:
投稿 (Atom)
231219 気になること
たまに書いている「気になるシリーズ」です。 前からも書いていますが、僕は、建築の設計者として一番(と言うか人として)大切な事は、想像力だと思っています。 若い頃、師匠から「なぜこうなっているのか?、そして自分ならどうするか?常に考えろ!」と言われました。 そのおかげで、建築のみな...
-
先日、今設計中の別荘の計画敷地に、既存建物の調査に行ってきました。 新築なのですが、訳あって既存建物のサイズを細かく計らねばなりません。 結構な山の中なので、天気の良い午後、釣竿を持って出かけました。 現場に到着。下界ではとっくに散った桜がまだ咲いています。 前の川も相変わらずキ...
-
先日、ここで以前も書いた、良い川の近くの別荘の現場調査に行ってきました。 当初は、都市計画区域外だから申請関係必要ないので手間がかからないな!などとタカを括っていたのですが。 フタを開けてみると、国立公園ないの規制やら、敷地の境界線の確認やらで、町場での確認申請とは比べ物にならな...
-
うちの事務所では、薪ボイラーで給湯と暖房をしていて、加えて太陽熱温水器もあるので、特に冬はほとんど電気代を気にすることなく生活できています。 そう何度も書いているのですが、最近はウチに薪ボイラーがある事が近所の方に知られるようになり、親切な先輩(おじさん)方が畑で伐った木(薪)を...