2015年4月27日月曜日

150427 木のスプーン

先日宮崎で買ってきた漆塗りの木のスプーン。

今までなぜ木のスプーンを使っていなかったのかと思えるほどの、素晴らしい使い心地です。

最近僕は、会う人会う人にこんな話をしているので、ここでお会いする?みなさまにもと思い書いてみました。

鉄の箸は冷たくて硬くて嫌ですよね!

それと同じです。軽くて、温かみがあって、口触りが良く、そして乱暴には扱えない。

木のスプーンすごくいいですよ。


お気に入りの道具でティータイム。今日のおやつは豆腐です。

2015年4月24日金曜日

150424 山梨の理想の家のきまり10

今回の話の前に、ちょこっと前回の補足をします。

先日テレビを見ていたら、セメント工場でかなりの量のゴミを再利用しているという話をしていました。

その中で担当の人が、「鉄でもタイヤでもなんでも、1000度以上の高温で燃焼させると有毒物質も無害化される」と言っていました。

そういう事であるならば、ほとんどのゴミは燃やしてしまえるという事になります。

僕の中では、まだ半信半疑なのですが、情報としてアップしておきます。



それでは今回の話です。

今まで携わってきた民家再生の仕事のおかげか、自分の設計する家の玄関は、広がりを意識しています。

「広い」ではなく「広がり」。


以前設計させていただいた広い玄関。あえて天井を低めにしました。

広いというと、物理的にどうしても無理な場合があるので、そういう場合は視線が通るように空間の広がりを意識します。



玄関の設計は大切です。

「玄関は家の顔」などと言います。また、サラリーマンが夕方家に帰って家の前に立ち、「いい家だな~」としみじみつぶやくCMが昔ありました。

外観、玄関共に視覚的な事も大切なのですが、僕は、住まい手が玄関に入って、視覚、空間、利便性、聴覚、嗅覚などから総合的に「いい玄関だな~」と感じてもらう事が大切だと思っています。

玄関は通常毎日何度も使う場所です。ですから、いい玄関と悪い玄関(もしくは普通の玄関)との差は、長年では住み手の精神衛上も大きな違いがあると思うのです。

そして当然、その感覚を来客に感じてもらう事が悪いはずはありません。

だから僕の中で、玄関の設計は浴室の設計よりもはるかに頭を悩ませます。(個人的に風呂ギライな事もありますが....きまり6参照下さい)

広がりのある快適な玄関

玄関の設計は大切です。

2015年4月21日火曜日

150420 アイデア

先日、飛行機で宮崎に行ってきました。

首都高の山手トンネルができたおかげで羽田までの時間がだいぶ短縮され、朝5時に山梨を出れば10時前に宮崎には着きます。そして現地でめっぱり過ごしても、21時には羽田に帰ってくることができるのです。

そんなこともできたり、翌日栃木に行く用事があったこともあり宮崎には日帰りで行ってきました。

せちがない世の中、というか人生です。



宮崎の空港で見つけた地元の作家さんが作った木のスプーン



ところで、翌日栃木に行くのに山梨に帰るのは時間の無駄なので、東京で泊まるようにホテルを探していたところ面白いホテルを見つけました。

羽田空港内にあるホテルで名前が「ファーストキャビン」。

いわゆるカプセルホテルなのですが、ファーストクラス、ビジネスクラスをイメージしたものなのです。

庶民にとって、ファーストクラス、ビジネスクラスは憧れです。しかし、それは雲の上だから成り立つことであって、例えば甲府の街中に「ファーストキャビン」があってもありがたみはありません。

しかし、これが空港内にあると、錯覚を起こして泊まりたくなってしまうのです。しかも、料金も空港あたりの普通のビジネスホテルよりは安い、ときているのではなおさらです。

「うまいトコついてくるな~」と感心しつつ、予約しようとしたのですが、残念ながら満室で泊まれませんでした。さすが!

次回は是非泊まってみたいものです。





2015年4月20日月曜日

150414 山梨の理想の家の決まり9

最近はモノがあふれています。

どなたもそうだと思いますが、僕も「何でこんなもの買ってしまったのか?」と思うようなモノを結構持っています。

最近で特に印象深いのは、半年ほど前に買った5キロの鉄アレイ。筋トレ用にと思い、でもあまり重過ぎると続かないと思って微妙な重さを買ってしまったのですが、慣れてしまいもう使わなくなってしまいました。

5キロ分のささやかな筋肉は付いたのだからそれは良いのです。しかし結果的には使わなくなるようなモノを、先のことを考えずに買ってしまったという事になります。

ゴミに出すわけにもいかないので、最近そういったものはリサイクルショップに引き取ってもらっています。

リサイクルショップは、かなりのものを引き取ってくれるありがたい存在です。近くの「オフハウス」というお店。すばらしいです。

あとは市のゴミ処理センター。例えばパソコンのコードみたいな、鉄とプラスチックの複合ゴミみたいなシロモノでも、おじさんが笑顔で引き取ってくれます。わが甲州市のゴミ処理センターもすばらしい。

でも、そんなすばらしい人達?のおかげに胡坐をかいて何も考えずにゴミを出して良いのでしょうか?そして、素晴らしい人達の手にかかってもどうにもならない、どう考えても再利用できないモノもあります。

一説によると、太平洋上のある場所には、ヘドロのようになったプラスチックが海上を漂っているとかいないとか。

そんなこんなで最近は、モノを手に入れる時には捨てるときのことも少し考えるようになりました。

まあ問題の多くはプラスチックなのですけれど。



プラスチック以外のものは、いわゆる土に還るのですが、ここから今回の本題です。

生ゴミの話です。

世の中の大部分の人は、生ゴミをゴミとして出しています。それをどこかの処分施設に出せば、焼却して埋め立てでもするのでしょう。

でもこれって、あらためて言うまでもなく、すごく無駄なことをしています。

庭に穴でも掘って埋めておけば処理され、それが肥料になったりしたりするのに対して、生ゴミをゴミとして出すと、

運ぶ手間がかかる、汚い、ゴミをカラスに荒らされたりする、焼却するの燃料代がかかり、それはどこか遠い国の石油会社?の利益にしかならない、焼却する際に大気を汚す、最終的に埋め立てても汚染ガスなどの問題は残る、などなど。

数字だと、僕の感覚ですが+10に対して-80くらいの差があるのではないでしょうか?



生ゴミはそれ自体だけでなく水分も多く含んでいるので、水を含んだままなんて事になると、ただ水を蒸発させる為に無駄な手間と時間とお金を使っているということにもなるのです。

そんなわけで、山梨の理想の家のきまり として 生ゴミは庭で処理してしまう ということを挙げたいと思います。

ただ、これは庭のない(少ない)家ではなかなか難しいことです。

ですから、生ゴミをゴミに出すことがどれだけ無駄なことか、イメージしてもらうだけでもいいと思いますよ。




















2015年4月10日金曜日

150410 プロセス

事務所の庭の木にも新しい芽が出てきました。




この季節、桜も良いのですが、樹木が一斉に新芽を出す様子を毎日眺める方が僕は好きです。

植物の「いのち」を感じます。




暖かくなって、鳥も活発に活動しはじめました。

先日、実家に帰ったら庭に鳥のエサ台が作ってありました。父は下手な歌を詠む事を趣味にしており、どうやらネタ作りの為に鳥にも協力してもらうつもりのようです。

「まったく趣味も大変だな~」などと思ながら餌を啄む鳥を眺めていたら、しばしの間ボーっとしてしまいました。

例えて言うと、赤ちゃんが動いているのをいつまでも眺めていられるような感じで、なかなか良いものなのです。

自分も年をとったものだな~と思いつつ、まあ良いのだから良いでしょう。



事務所の庭にもエサ台を作ってみる事にしました。山で桧を伐り、枝を組み合わせて適当に。




枝の叉を噛み合わせたので、それだけで自立するのですが、念のためビスで固定してあり木の枝を生かした止まり木がポイントです。

餌の米を置いてそろそろ一週間経ちます。餌は無くなっているのですが、まだ食べている場面には遭遇していません。




山の木と言えば、最近テーブルにするように楢の木を伐ってもらいました。




長さはこちらのプランに合わせて5m。直径は60㎝位なので幅45㎝位の板が何枚かとれます。それを剥いで(つなぎ合わせて)テーブルを作るつもりです。

ただ、これから板に挽いて、乾燥させて、挽き直して、テーブルに加工するとなると、あと数年はかかるでしょう。

しかし、完成したテーブルが、これから三代どころかもっと長い時間使用できる事を考えると、数年なんてあっという間です。

そして、エサ台やこのテーブルのように、作るプロセスを楽しんで自分で作ったモノにはより愛着がわきます。

そうやって作ったものには自分の手の跡が残り、それもまた愛着を増す要因となるのです。

そんなわけで プロセス、そして残った手の跡も製品の価値  これも山梨の理想の家のきまり8 として加えたいと思います。

ただ、「これは理想の家のきまりなので、家をそうすべきか?」と言われれば、そうも言えないような...........。それはまた次の機会に。




あとそうそう、山梨の理想の家のきまり8+ として鳥のエサ台がある家というのも良いですね。










2015年4月9日木曜日

150409 時間短縮

以前書いた、河口湖湖畔の「河口浅間神社」付近から、富士吉田に抜ける新しい道路(トンネル)が開通しました。

先日山梨も少し雪が降りました。左に曲がると新しいンネルです。


現在通っている富士吉田の現場に行くのに、遠回りかつ、いつも混んでいる河口湖畔の道を、通らずに行けるようになりました。時間は20分ほど短縮できます。

道路建設の目的は、万一富士山が噴火した場合の避難道路でもあるそうです。

少なくとも週1では現場に行かねばならないので、ホントにありがたい。







2015年4月5日日曜日

130405 ワイン王国の

4月になり、いよいよ春本番ですね。

春と言えば春祭りという事で、先日地域のお祭りに参加してきました。

お祭りと言っても屋台が出るようなものではなく、地域の子供がお稚児さんとして神事に参加し、集まった子供たちにお菓子を振る舞ってくれるというものです。

今年は、下の子(ワタル:小2)を連れて行きました。

屋台も出ないと聞くと、はじめは乗り気ではなかったようなのですが、同じ世代の子達と遊んだり、お菓子を沢山もらったりして、最終的には満足だったようです。

「子どもは遊びの天才」などと言います。ゲームばかりしているような気がする我が子も、まさにそうなんだと少し安心しました。




子供はこんな感じでなのですが、大人にはお土産でワインを頂きました。




山梨ではワインは珍しくありません。でも、このワインは特別です。地域のブドウ農家の人たちが自分達で飲むために作っているワインなのです。

こういったワインは、もちろん市場には出回りません。だからラベルも必要ないのです。

御存知のとうり、お酒を勝手に作ると密造で捕まります。でも、このワインは当然密造酒ではありません。地域の人たちが共同で許可を得て作っているのです。

例えばチーズケーキがそうなのですが、自宅で材料や手間に糸目を付けずに作ったモノが一番美味しい。このワインは同じように費用対効果を考えずに作ったワインなのです。

僕は、(高いワインなんて飲んだことはありませんが)、今まで飲んだワインの中ではこの(ほかの地域も含めて)ワインがダントツで美味しいと思います。

毎年頂くたびに、「自分たちで作ったモノが一番おいしいという幸せ」を実感します。

240419 新事業

前回からだいぶ間が空いてしまいました。 正月早々地震があって、今度は中東の雲行きが怪しくなって、そしてまだGW前だというのに、夏のような暑い日が出現しています。 先日、七尾まで足を延ばしてみましたが、大倒壊という感じの建物は少ないものの、まだ道路が結構うねっていたりして、地震の凄...