僕は新しい現場に入ると、近くの神社を見つけてお参りに行くことにしています。
昔、現場でトラブルが発生した時、ワラにもすがる思いでたまたま通りがかった近くの神社にお参りしたところ、みるみるうちに問題が解決したことがあったのです。
それ以来、新しい現場の近くの神社にはお参りするようにしています。
以前書いたことがありますが、神社は病気を治してくれる病院のような存在ではなく、病気にならないような予防医療のような存在だと思います。
その時も、施工会社のナイスアイディアに助けられた訳で、神頼みのおかげで解決した訳でははないのですが、まあ、近所への挨拶みたいなものですな。
そんなわけで先日、現場近くの神社に挨拶?に行きました。
いつもせっかくなので由来とか読んでみるのですが、ここは水宮神社でした。
水宮神社ってよく聞きます。
今まで深く考えてみた事はありませんでしたが、水宮神社は、水の神様を祀って水害から村を守るように建立されたもので、水宮神社がある地域は昔洪水があったところなのです。
前回書いた堤防のおかげで、昔ほど川の氾濫は少なくなっていますが、津波の石碑とか、地名とか神社とか、昔の人は注意のメッセージを残してくれているのですね。
今回の氾濫した部分の堤防は、より強固なものに造り変えられるのでしょうけれども、その他の危険な部分を全て改修する事なんて不可能です。
それに、スーパー台風なんて言われていますし、今後先日以上の雨が降ることがないなんて保証はありません。
火山も、地震も、干ばつも、冷夏も、どうする事もできない自然の驚異に対しては、「やはり神頼みしかないのかな?」と思ってしまいました。
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